そろばん・思考力のオンライン教材2026|資料請求だけで比べる5社
先に要点:そろばんは「速さ」、思考力教材は「粘り」を鍛えるもの
同じ「頭がよくなる教材」と紹介されていても、そろばん系と思考力系は伸ばす部分がまったく違います。そろばんは決まった手順を速く正確に回す力、思考力系は答えが1つに決まらない問題に向き合う力です。順番を間違えると、本人には「難しくてつまらない教材」としか映りません。ここで扱う5つは、いずれも資料請求か無料体験の申込で手続きが区切れるものを中心に選びました。
そろばん系2つ、思考力系1つ、算数特化1つ、教科全般1つの計5教材を、どこまで無料で中身を確かめられるかという観点でそろえて並べます。各社が公表している学習の形式・対象学年・申込の流れを編集部で確認しました。料金体系は改定されることがあるため、本記事では特定の金額を掲載していません。

そろばんと思考力、伸ばすものが違う
先に整理しておきます。ここを取り違えると、教材選びは必ず失敗します。
| そろばん系 | 思考力系 | |
|---|---|---|
| 伸びるもの | 暗算の速さ・正確さ | 試行錯誤を続ける力 |
| 問題の形 | 正解が1つ | 正解が複数・またはない |
| 効果が見える時期 | 数か月で計算時間に出る | すぐには点数に出ない |
| 1回の時間 | 毎日5〜10分 | 週に数回・まとまった時間 |
| 向いている状態 | 計算に時間がかかる | 計算はできるが応用で止まる |
「うちの子は算数が苦手」という言葉には、実は2種類の中身が混ざっています。計算そのものが遅いのか、問題文の意味が取れていないのか。前者ならそろばん系が効きますが、後者にそろばんを足しても状況は変わりません。テストを1枚見返して、どこで時間を使っているかを確かめてから選んでください。
5つの教材を「どこまで無料で確かめられるか」で比較
教材名をクリックすると、その教材の詳細へ移動します。
| サービス | 扱う領域 | 無料で進めるところ | こんな家庭向き | 公式 |
|---|---|---|---|---|
| そろタッチ | そろばん式の暗算 | 無料体験の申込(会員登録) | 計算のスピードを上げたい・暗算を身につけたい家庭 | 公式サイト |
| いしど式オンライン | そろばん(実物) | 無料体験レッスンの申込 | 実物のそろばんで、先生に見てもらいながら進めたい家庭 | 公式サイト |
| ワンダーボックス | 思考力・STEAM | 無料の資料請求 | 計算より先に、考える力そのものを伸ばしたい家庭 | 公式サイト |
| RISU算数 | 算数(タブレット) | クーポン利用の体験申込 | 学年に関係なく、得意な子を先へ進ませたい家庭 | 公式サイト |
| デキタス | 教科全般(小中) | 申込後の入会 | そろばんや思考力より先に、学校の授業を取り戻したい家庭 | 公式サイト |
この表でいちばん見てほしいのは真ん中の列です。資料請求で終わるのか、無料体験まで進むのか、本契約まで行くのか。上の3つは資料か体験の申込で区切れますが、RISU算数とデキタスは契約が前提になります。「まず中身を知りたい」段階なら、上の3つから選んでください。

教材別に見る5つ
1そろタッチ
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そろばんの珠を頭の中に置く「暗算」を、タブレットの操作で身につける教材です。実物のそろばんを使わないため、道具の用意も教室への送迎も要りません。毎日短時間を積み上げる設計なので、週1回まとめてやる使い方には向きません。逆に、朝の10分など決まった時間を確保できる家庭とは噛み合います。無料体験の申込で手続きがひと区切りします。
注意したいこと
タブレットが前提。家庭の端末が対応しているか先に確認する
※そろタッチの公式サイトへ移動します(条件・料金の詳細もこちら)
2いしど式オンライン
教室でやっているそろばんを、そのままオンラインのレッスンに置き換えた形です。実物の珠をはじくため、指使いを人に見てもらえるのが最大の違い。独学のアプリだと変な癖がついたまま進んでしまうことがありますが、ここは講師がその場で直します。送迎が要らないぶん、教室と同じ内容を家で受けられると考えてください。無料体験レッスンから入れます。
注意したいこと
実物のそろばんが必要。指使いを直してもらう時間が要る
※いしど式オンラインの公式サイトへ移動します(条件・料金の詳細もこちら)
3ワンダーボックス
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計算や漢字ではなく、試行錯誤そのものを教材にした通信教育です。アプリと紙のキットが毎月届き、正解が1つに決まらない問題を扱います。だからこそ、テストの点をすぐ上げたい家庭には向きません。今回の5つの中でいちばん手前で区切れる枠で、資料請求だけで内容を確かめられます。迷っているなら、ここから資料だけ取り寄せるのが軽い入り方です。
注意したいこと
点数が出る教材ではない。学校のテスト対策を期待すると噛み合わない
※ワンダーボックスの公式サイトへ移動します(条件・料金の詳細もこちら)
4RISU算数
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学年で区切らず、理解度に応じて先の単元へ進める算数のタブレット教材です。学校の進度に合わせると退屈してしまう子には、この設計が効きます。ただし他の4つと違い、成果の区切りが本契約まで。無料で試して終わり、という使い方をしたい段階なら、先にワンダーボックスの資料請求などで比較の軸を作ってから検討してください。
注意したいこと
手続きの区切りが本契約まで。体験だけで終える前提なら他の枠から
※RISU算数の公式サイトへ移動します(条件・料金の詳細もこちら)
5デキタス
ここだけ性格が違います。そろばんでも思考力でもなく、学校の教科をひととおり扱う教材です。授業についていけていない状態で暗算や思考力に手を広げても、本人の負担が増えるだけになります。まず学校の内容を追いつかせたいなら、こちらを先に検討してください。順番を間違えないための比較対象として並べています。
注意したいこと
入会が区切り。教材の相性は体験や資料で先に確認する
※デキタスの公式サイトへ移動します(条件・料金の詳細もこちら)
資料請求だけで判断するときに見る4項目
届いた資料をなんとなく眺めても、比較にはなりません。次の4つだけを拾えば、入会前に相性はほぼ判断できます。
11回あたりの所要時間
いちばん大事な数字です。10分の教材と40分の教材では、続くかどうかがまったく違います。資料に書かれていなければ、標準的な1日の進め方の例を探してください。生活に入る余地があるかどうかは、ここで決まります。
2保護者がどれだけ関わるか
丸つけが必要か、進捗を親が確認する設計か。共働きで平日に時間が取れない家庭が、毎日の丸つけ前提の教材を選ぶと2週間で止まります。子どもの相性より先に、親の可処分時間で絞るほうが現実的です。
3やめるときの手続き
解約の申出期限(当月◯日まで)と、端末やキットの返却が要るかどうか。ここを読まずに始めると、やめると決めてから2か月分払うことになります。資料に書かれていなければ、公式サイトの利用規約に必ずあります。
4学年が上がったあとの受け皿
小学校低学年向けの教材は、高学年で内容が尽きることがあります。そのあと同じ会社の上位コースに移れるのか、別の教材を探し直すことになるのか。長く使う前提なら、最初に確かめておくと乗り換えの手間が減ります。

何歳から始めるか、やめどきはいつか
始める時期の話はよく出ますが、やめどきを先に決めておくほうが結果的にうまくいきます。そろばんなら「暗算で3桁の足し算ができるようになったら区切る」、思考力系なら「1年続けて本人が飽きたら切り替える」というように、出口を決めてから入ると、惰性で払い続ける状態を避けられます。
始める前に家庭で決めておくこと
- 毎日やる時間帯(朝・帰宅後・夕食後のどれか1つ)
- 1週間できなかったときにどうするか(やめる/減らす/続ける)
- いつまで続けたら、いったん区切るか
- 本人が「やりたくない」と言ったときの扱い
続かない原因は、教材ではなく時間帯にある
教材を変えても続かない家庭には、共通点があります。やる時間が毎日違うことです。「気が向いたときに」「宿題が終わったら」という決め方だと、忙しい日から順に消えていきます。
逆に、朝食の前・帰宅してすぐ・寝る前の歯みがきの後、のように他の習慣にくっつけた家庭は続きます。教材の質より配置の問題なので、乗り換えを検討する前に、まず時間帯を固定してみてください。1日10分の教材なら、朝の支度の前に入る余地はあるはずです。
通う教室とオンライン、どちらを選ぶか
| 通う教室 | オンライン | |
|---|---|---|
| 送迎 | 必要 | 不要 |
| 指使いの修正 | その場で受けられる | 講師つきなら可能 |
| 他の子との比較 | 刺激になる/負担になる | ほぼない |
| 休んだとき | 振替が要る | 予定を動かしやすい |
| 費用の内訳 | 月謝+教材+交通 | 月額に含まれることが多い |
送迎の有無だけで決めてしまう家庭が多いのですが、見落としやすいのは3行目です。教室は同学年の子が横にいる環境なので、それが励みになる子と、比べられて嫌になる子に分かれます。本人の性格を思い浮かべてから選んでください。
- 子どもの通信教育・塾の資料請求比較 … 取り寄せて選ぶ6サービス
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- オンライン学習、続くのはどれ? … 目的別に1つを選ぶ方法
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よくあるつまずき方3パターン
1親が期待を口に出しすぎる
「これで算数が得意になるね」と最初に言ってしまうと、本人にとっては失敗できない課題になります。とくに思考力系は正解が1つに決まらないため、できた・できないで声をかけると続きません。「今日はどこまでやった?」くらいの距離が続きます。
22つ以上を同時に始める
そろばんと思考力を同時に契約すると、1日の学習時間が倍になります。宿題と合わせると平日は回りません。まず1つ、3か月続けてから次を考えてください。
3無料期間の終わりを把握していない
体験期間が自動で有料に切り替わる契約は珍しくありません。申し込んだ日にカレンダーへ終了日を書いておくのが確実です。続けるつもりでも、いつから課金が始まるかを知っているかどうかで納得感が変わります。


PR教材だけで進まないときの選択肢
教材を用意しても手が止まる場合は、人に教わる形に切り替えたほうが早いことがあります。いずれも登録・体験の申込までは無料です。
よくある質問
Qそろばんは何歳から始めるのがいいですか?+
A. 教室ごとに推奨年齢は異なりますが、数字が読めて鉛筆が持てることが前提になります。おおむね年長から小学校低学年で始める家庭が多い分野です。ただし年齢よりも「毎日5〜10分の時間を確保できるか」のほうが続くかどうかを左右します。学年が上がってからでも遅くはないので、生活のリズムに合わせて決めてください。
Qそろばんと思考力教材は、どちらを先に始めるべきですか?+
A. 目的が違うので優先順位は家庭の状況で変わります。計算に時間がかかっていて算数全体が遅れているならそろばん系、計算はできるが文章題や応用でつまずくなら思考力系が噛み合います。両方を同時に始めると、どちらも中途半端になりやすいので、まず1つに絞ってください。
Q資料請求だけして、入会しなくても大丈夫ですか?+
A. 問題ありません。資料請求は入会の申し込みではありません。届いた冊子で学習の流れ・1回あたりの分量・料金体系を確認し、合わないと判断したらそれで終わりです。その後に電話や案内が届くことはありますが、断って構いません。まず資料だけ取り寄せて比べるのは、費用のかからない比較方法です。
Qオンラインのそろばんで、本当に指使いは身につきますか?+
A. 講師が画面越しに手元を見る形式なら、指使いの修正は受けられます。逆にアプリ単体で進める形式は、珠をはじく動作そのものを扱わないため、実物のそろばんの技能とは別のものになります。どちらが良い悪いではなく、身につけたいものが「暗算の速さ」なのか「そろばんという道具の操作」なのかで選び分けてください。
Qタブレットは家庭で用意する必要がありますか?+
A. サービスによって異なります。手持ちの端末で使えるものと、専用端末が必要なものがあります。手持ちを使う場合はOSのバージョンと画面サイズの条件があるため、申込前に公式サイトの動作環境を確認してください。専用端末の場合は端末代の扱い(無料・分割・返却)が費用に効くので、そこも合わせて確認しておくと総額が見えます。
Q途中で解約したいときはどうなりますか?+
A. 契約の形態で扱いが変わります。役務の提供期間と金額が法律の定める基準を超える場合は、特定商取引法の特定継続的役務提供にあたり、法定書面の受領日から8日間のクーリング・オフや中途解約が認められることがあります。該当するかは契約書の記載で決まるため、申し込む前に解約条項を読んでください。判断に迷うときは消費生活センターに相談できます。
Q兄弟で使い回すことはできますか?+
A. 多くの教材が1人1アカウントの契約です。同じ端末を共有できても、学習履歴は個別に管理されるため、兄弟それぞれの契約が必要になるのが一般的です。兄弟割引の有無はサービスごとに違うので、2人以上で使う予定があるなら資料請求の段階で確認しておくと総額の差が大きく出ます。
Q学校の宿題と両立できますか?+
A. 1日の分量が短い教材を選べば両立できます。そろばん系は5〜10分、思考力系は週に数回という設計が多く、宿題を圧迫しない前提で作られています。逆に、教科全般を扱う教材を追加すると宿題と内容が重なることがあるため、その場合は宿題の一部を教材で置き換える形にするほうが現実的です。
まとめ|まず1つ、資料だけ取り寄せる
教材選びで迷う時間は、そのまま子どもが学ばない時間になります。計算に時間がかかっているならそろタッチかいしど式、応用でつまずいているならワンダーボックス、学校の内容から立て直したいならデキタス。この3方向のどれに当てはまるかだけ決めて、該当する1つの資料を取り寄せてください。
資料が届けば、1回の所要時間と親の関わり方が具体的に見えます。そこで合わないと分かれば、それも十分な収穫です。入会するかどうかは、中身を見てから決めれば間に合います。
本記事は、各教材の公式サイトが公表している学習形式・対象学年・無料で確認できる範囲・申込の流れを編集部が横断で確認し、同一の観点(扱う領域/無料で進めるところ/向いている家庭/注意点)にそろえて比較しています。学習効果には個人差があり、成績の向上を保証するものではありません。契約に関する記述は下記の公的情報を参照しました。
暮らしの「固定費・制度・選び方」をわかりやすく整理する編集チームです。自治体・公式・各社が公表する情報を精査し、中立の立場で比較します。各社・各自治体に散らばる条件を横断で集め、編集部独自の評価軸で同一条件にそろえた比較表と、選ぶときの判断基準に落とし込むのが私たちの役割です。制度改正や料金改定は継続的に追跡し、そのつど本文を更新しています。
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