携帯・格安SIM・光回線のシェア2026|総務省データで見る契約数
「格安SIMって、実際どれくらいの人が使っているんだろう」。乗り換えを考えたとき、気になるのが全体の流れです。大手の値上げや新プランのニュースは多いのに、契約数やシェアの最新の数字を1か所で確かめられる場所は意外とありません。
この記事では、総務省が2026年9月25日に公表した総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ(令和8年度第1四半期(6月末))」をもとに、携帯電話の契約数、5Gの普及、大手4社とMVNO(格安SIM)のシェア、格安SIM事業者のシェア上位を整理しました。数値は総務省の資料から転記し、計算した値はその旨を明記しています。
先に結論|数字で見る携帯電話・格安SIM(2026年6月末)
- 携帯電話の契約数は2億3,121万。前年同期から2.5%増えました。
- 5Gの契約数は1億3,153万で、LTE(4G)の1億581万を上回っています。
- 事業者別シェアはNTTドコモ32.2%・KDDIグループ26.5%・ソフトバンク19.1%・楽天モバイル3.8%。
- 格安SIMなどのMVNOはシェア18.6%・契約数4,291万。2022年3月末(2,654万)から約62%増えました(増加率は当サイト計算)。
- SIMカード型MVNOのシェア1位はインターネットイニシアティブ(IIJmio)の24.5%、2位はオプテージ(mineo)の8.0%です。
数字を読む前に|MNO・MVNOと「単純合算」

MNOとMVNO
MNOは自社で通信設備を持つ事業者で、NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンク・楽天モバイルの4社です。MVNOは大手の回線を借りてサービスを提供する事業者で、いわゆる「格安SIM」の多くがこれにあたります。ahamo・povo・LINEMOのような大手のオンライン専用プランは、MVNOではなく大手自身のサービスです。
SIMカード型と通信モジュール
MVNOの契約には、スマホに入れて使う「SIMカード型」と、機械どうしの通信に使う「通信モジュール」があります。総務省の資料ではこの2つが分けて集計されていて、スマホの格安SIMの動きを見るならSIMカード型の数字が目安になります。
「単純合算」と「調整後」
移動系通信の契約数には、事業者の報告をそのまま足した「単純合算」と、グループ内の取引を調整した数字があります。2026年6月末の移動系通信の契約数は単純合算で3億3,166万、調整後で2億3,129万です。この記事で事業者別のシェアを扱うときは、総務省が示すシェアの値をそのまま使っています。
携帯電話の契約数|2億3,121万、5GがLTEを上回る
2026年6月末の携帯電話の契約数は2億3,121万で、前期(2026年3月末)から横ばい、前年同期からは2.5%増えました。日本の人口を大きく上回る数字ですが、1人で複数の回線を持つ人や、タブレット・見守り端末などの契約も含まれています。
5Gの伸びとLTEの減少
通信方式別では、5Gが1億3,153万(前期比+4.1%、前年同期比+13.7%)と増え続ける一方、LTE(4G)は1億581万(前期比▲2.8%、前年同期比▲5.1%)と減っています。5GがLTEを上回り、主役が入れ替わった状態です(いずれも単純合算)。
| 区分 | 2026年6月末 | 前期比 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 携帯電話 | 2億3,121万 | ±0.0% | +2.5% |
| うち5G(単純合算) | 1億3,153万 | +4.1% | +13.7% |
| うちLTE(3.9〜4G、単純合算) | 1億581万 | ▲2.8% | ▲5.1% |
| BWA(単純合算) | 9,431万 | +0.3% | +1.3% |
出典:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ(令和8年度第1四半期(6月末))」
移動系通信の契約数(単純合算)の推移

携帯電話にBWAなどを加えた移動系通信全体の契約数(単純合算)は、2022年3月末の2億8,415万から2026年6月末の3億3,166万まで増えました。直近は前期比▲0.1%で、伸びはほぼ止まっています。
| 時点 | 移動系通信の契約数(単純合算) |
|---|---|
| 2026年6月末 | 33,166万 |
| 2026年3月末 | 33,150万 |
| 2025年12月末 | 32,900万 |
| 2025年9月末 | 32,729万 |
| 2025年6月末 | 32,464万 |
| 2025年3月末 | 32,131万 |
| 2024年3月末 | 31,109万 |
| 2023年3月末 | 29,621万 |
| 2022年3月末 | 28,415万 |
出典:総務省 四半期データ(令和8年度第1四半期)。
事業者別シェア|ドコモ32.2%・KDDI26.5%・ソフトバンク19.1%・楽天3.8%

移動系通信の事業者別シェアは、NTTドコモが32.2%、KDDIグループが26.5%、ソフトバンクが19.1%、楽天モバイルが3.8%、MVNOが18.6%でした。前年同期と比べると、ドコモが1.4ポイント下がり、楽天モバイルが0.5ポイント、MVNOが1.1ポイント上がっています。
| 事業者 | シェア | MVNOへの提供分を含む | 前期比 |
|---|---|---|---|
| NTTドコモ | 32.2% | 38.7% | ▲0.8pt |
| KDDIグループ | 26.5% | 31.8% | +0.2pt |
| ソフトバンク | 19.1% | 24.7% | +0.4pt |
| 楽天モバイル | 3.8% | 4.8% | +0.1pt |
| MVNO | 18.6% | — | +0.1pt |
出典:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ(令和8年度第1四半期(6月末))」。「MVNOへの提供分を含む」は、各社が格安SIM事業者に貸し出している回線を自社分に足したシェアです。
MVNOに回線を貸している分を足すと
格安SIMは大手の回線を借りているので、貸し出し分を大手側に足すと見え方が変わります。ドコモは38.7%、KDDIグループは31.8%、ソフトバンクは24.7%、楽天モバイルは4.8%になります。格安SIMを選ぶときに「どの大手の回線を使っているか」が話題になるのはこのためです。
格安SIMに使われている大手の回線
MVNOへの提供分を含むシェアから自社分を引くと、各社がどれだけの回線を格安SIM事業者に貸し出しているかの目安になります(差は当サイト計算)。ドコモの貸し出し分が最も大きく、楽天モバイルは小さい水準です。
| 事業者 | 自社分のシェア | MVNOへの提供分を含む | 差(貸し出し分の目安) |
|---|---|---|---|
| NTTドコモ | 32.2% | 38.7% | 6.5ポイント |
| KDDIグループ | 26.5% | 31.8% | 5.3ポイント |
| ソフトバンク | 19.1% | 24.7% | 5.6ポイント |
| 楽天モバイル | 3.8% | 4.8% | 1ポイント |
格安SIMの多くはドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線のいずれかを選べるようになっています。同じ格安SIMでも、選ぶ回線によって通信品質の傾向が変わることがあるので、申し込み画面で回線の種類を確認しておくと安心です。
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格安SIM(MVNO)のシェアは18.6%|4年で約6割増
MVNOの契約数は2026年6月末で4,291万、シェアは18.6%でした。2022年3月末の2,654万(13.0%)から増え続けていて、4年あまりで約61.7%増えています(当サイト計算)。ただし直近の伸びは鈍っていて、2026年3月末(4,277万)からの増加は0.3%でした。
直近1年の四半期ごとの増加数
四半期ごとの増加数を並べると、伸びが落ち着いてきたことがわかります(当サイト計算)。
| 四半期末 | 前の四半期からの増加 |
|---|---|
| 2025年9月末 | +126万 |
| 2025年12月末 | +84万 |
| 2026年3月末 | +127万 |
| 2026年6月末 | +14万 |
2026年3月末までの1年間は、1四半期あたり+84万〜+127万で増えていましたが、2026年6月末は+14万にとどまりました。一方で、次の章で見るとおり通信モジュールは前年同期比+25.3%と伸びています。
| 時点 | MVNO契約数 | MVNO契約数比率 |
|---|---|---|
| 2026年6月末 | 4,291万 | 18.6% |
| 2026年3月末 | 4,277万 | 18.5% |
| 2025年12月末 | 4,150万 | 18.1% |
| 2025年9月末 | 4,066万 | 17.9% |
| 2025年6月末 | 3,940万 | 17.5% |
| 2025年3月末 | 3,801万 | 17.0% |
| 2024年3月末 | 3,445万 | 15.8% |
| 2023年3月末 | 3,016万 | 14.3% |
| 2022年3月末 | 2,654万 | 13.0% |
出典:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ(令和8年度第1四半期(6月末))」
MVNO契約の内訳|伸びているのは通信モジュール

MVNOの契約を種類別に見ると、スマホ向けのSIMカード型が1,875万(前期比+3.2%、前年同期比+8.1%)、機械向けの通信モジュールが1,714万(前期比+7.1%、前年同期比+25.3%)でした。伸び率は通信モジュールのほうが大きく、MVNOの増加分のうちかなりの部分は、スマホ以外の機器向けの契約によるものです。
| 区分 | 2026年6月末 | 前期比 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| MVNO契約数(総数) | 4,291万 | +0.3% | +8.9% |
| SIMカード型 | 1,875万 | +3.2% | +8.1% |
| 通信モジュール | 1,714万 | +7.1% | +25.3% |
出典:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ(令和8年度第1四半期(6月末))」。SIMカード型・通信モジュールの数値は、総務省の資料で契約数3万以上のMVNOを対象に区分したものです。
格安SIM事業者のシェア上位|IIJ24.5%・オプテージ8.0%

SIMカード型のMVNOで事業者別のシェアを見ると、1位はインターネットイニシアティブ(IIJmio)の24.5%で、2位のオプテージ(mineo)8.0%の3倍以上です。3位のJCOMマーケティング(5.5%)は前期から4.3ポイント上がり、この四半期で大きく順位を上げました。
| 順位 | 事業者 | シェア | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 1 | インターネットイニシアティブ(IIJmio) | 24.5% | ▲0.4pt |
| 2 | オプテージ(mineo) | 8% | ▲0.2pt |
| 3 | JCOMマーケティング | 5.5% | +4.3pt |
| 4 | NTTドコモ(旧NTTレゾナント分) | 5.1% | ▲0.4pt |
| 5 | 日本通信 | 4.9% | +0.1pt |
出典:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ(令和8年度第1四半期(6月末))」。かっこ内の主なサービス名は当サイトが補足したものです。
格安SIMは事業者の数こそ多いものの、契約は上位の数社に集まっています。上位5社を足すと48.0%で、SIMカード型の契約のほぼ半分を占めます(当サイト計算)。IIJmioとmineoの評判や料金はIIJmioの評判と料金、mineoの評判と料金で詳しく扱っています。
MVNOの事業者数|一次747社・二次以降1,319社

2026年6月末のMVNOの事業者数は、大手から直接回線を借りる一次MVNOが747社(前年同期比▲132社)、一次MVNOからさらに回線を借りる二次以降のMVNOが1,319社(前年同期比+213社)でした。一次MVNOは減り、二次以降が増えています。
自社でSIMを発行して回線を直接借りる事業者は限られていて、多くの格安SIMサービスは、ほかの事業者の仕組みの上で提供されています。契約先のサービスがどの事業者の回線や設備を使っているかは、各社の公式サイトの提供条件書などで確認できます。
2026年の料金改定の動き

契約数の数字と並んで、2026年は大手ブランドの料金改定が相次いでいます。公式に発表されている主なものを並べます。
| ブランド | 改定の内容 | 時期 | 出典 |
|---|---|---|---|
| ahamo | 30GB・2,970円の単一プランから、40GB以下3,135円・40GB超60GB以下4,125円・60GB超120GB以下5,115円の3段階制へ(税込)。既存の契約者にも適用 | 2026年12月1日から | NTTドコモ 報道発表(2026年9月25日) |
| Y!mobile シンプル3 S/M/L | 月額基本使用料を税込220円引き上げ | 2026年6月2日から | Y!mobile「月額基本使用料変更のお知らせ」 |
| Y!mobile シンプルS/M/L・シンプル2 S/M/L | 月額基本使用料を税込330円引き上げ | 2026年7月1日から | 同上 |
既存の契約者にも適用される改定に注意
ahamoとY!mobileの改定は、いずれも新規だけでなく現在の契約者にも適用されます。Y!mobileは、2026年6月1日までにシンプル3を契約していた人には、6月2日から12月31日まで「シンプル3 特別割引」で月220円を割り引き、改定前と同じ額で使えるようにしています。2027年1月以降の月額は、各社の案内で確認してください。
ahamoの新旧料金はahamoの料金改定の詳細で、各社の最新の料金は格安SIMの料金比較表で整理しています。
光回線(FTTH)の契約数とシェア|4,167万契約
同じ総務省の資料には、自宅のインターネット回線のデータも載っています。2026年6月末の固定系ブロードバンドの契約数は5,257万(前期比+0.4%、前年同期比+1.2%)で、このうち光回線(FTTH)は4,167万(前期比+0.5%、前年同期比+1.3%)でした。
光回線の契約数の推移
| 時点 | FTTH契約数 |
|---|---|
| 2026年6月末 | 4,167万 |
| 2026年3月末 | 4,148万 |
| 2025年12月末 | 4,151万 |
| 2025年9月末 | 4,135万 |
| 2025年6月末 | 4,112万 |
| 2025年3月末 | 4,125万 |
| 2024年3月末 | 4,055万 |
| 2023年3月末 | 3,967万 |
| 2022年3月末 | 3,778万 |
2022年3月末の3,778万から増えてきましたが、ここ1年は4,100万台で横ばいに近い動きです(2025年3月末4,125万→2026年6月末4,167万)。
回線設備を持つ会社のシェア|NTT東西が56.2%
光回線の設備を設置している事業者別に見ると、NTT東西が56.2%、KDDIグループが10.7%、ソニーネットワークコミュニケーションズが4.2%です。
サービスを提供する会社のシェア|ドコモ光のNTTドコモが17.7%
一方、利用者に光回線サービスを提供している会社(サービス提供主体)で見ると、NTTドコモ17.7%、NTT東西14.4%、ソフトバンク12.1%、KDDIグループ9.8%の順です。
光コラボ(卸)が54.5%
NTT東西などの回線を借りて自社ブランドで提供する「卸」を利用した光回線は2,269万契約で、FTTH全体の54.5%を占めます。このうちNTT東西のサービス卸(いわゆる光コラボレーション)を利用した契約が1,750万(42.0%)です。ドコモ光やソフトバンク光のように、携帯会社のブランドで提供される光回線の多くがこの仕組みです。光回線の選び方は光回線の比較で整理しています。
| 区分 | 2026年6月末 |
|---|---|
| 固定系ブロードバンド | 5,257万 |
| うちFTTH(光回線) | 4,167万 |
| FTTHのうち卸を利用 | 2,269万(54.5%) |
| うちNTT東西のサービス卸 | 1,750万(42.0%) |
出典:総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ(令和8年度第1四半期)」別紙。
データから考える、格安SIMの選び方

- 回線の「元」を確かめる:MVNOは大手の回線を借りているので、普段使う場所でつながりやすい回線を選ぶのが基本です。
- シェア上位=自分に合うとは限らない:IIJmioが24.5%と大きいのは事実ですが、通話の多さやデータ量で最適なサービスは変わります。格安SIMの比較ランキングで使い方別に絞り込めます。
- 料金改定の時期を見る:大手ブランドは既存の契約者にも改定を適用することがあります。乗り換えるなら、改定の前後で月額がどう変わるかを先に計算しておくと安心です。
- 解約金や手続きも確認する:乗り換え前に解約金・違約金の考え方と、eSIMの設定方法を確認しておくと手続きがスムーズです。
まとめ|格安SIMは5人に1人、伸びは落ち着きつつある
総務省の2026年6月末のデータでは、携帯電話の契約数は2億3,121万、5Gは1億3,153万でLTEを上回りました。シェアはドコモ32.2%・KDDIグループ26.5%・ソフトバンク19.1%・楽天モバイル3.8%で、格安SIMなどのMVNOは18.6%と、ほぼ5回線に1回線の割合です。
MVNOの契約数は4年あまりで大きく増えましたが、直近の四半期の伸びは0.3%にとどまり、増加の中心はスマホ以外の通信モジュールに移っています。総務省は四半期ごとにデータを公表しているので、新しい数字が出たらこの記事も更新します。
よくある質問
格安SIM(MVNO)を使っている人はどれくらいいますか?
携帯電話会社のシェアはどうなっていますか?
楽天モバイルのシェアは?
格安SIMでシェアが一番大きい会社は?
5Gの契約数はどれくらいですか?
ahamoは格安SIM(MVNO)ですか?
ドコモのシェアは下がっていますか?
格安SIMの契約数は増えていますか?
この記事の調査・評価方法と出典
契約数とシェアは、総務省が2026年9月25日に公表した「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(令和8年度第1四半期(6月末))」の別紙から転記しました。主要な数値は報道(ケータイ Watch、2026年9月28日)の記載とも突き合わせています。MVNO契約数の増加率と、SIMカード型の上位5社のシェア合計は当サイトが計算しました。事業者名のかっこ内のサービス名は当サイトの補足です。料金改定は各社の公式発表を2026年10月31日に確認しました。
出典
- 総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(令和8年度第1四半期(6月末))」(2026年9月25日)
- 同 別紙(契約数及びシェア)
- NTTドコモ 報道発表資料(2026年9月25日)
- Y!mobile「月額基本使用料変更のお知らせ」
ほかのテーマの公的統計はKURASHI ZUKANのデータ集にまとめています。
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