子供のタブレット教材比較|デメリットと失敗例、途中解約・返金の条件
GIGAスクール構想により、いまや公立小中学校の1人1台端末環境はほぼ整備が完了し、子供たちがタブレットで学ぶこと自体は当たり前の光景になりました。家庭学習の教材選びでも、紙のテキストからタブレット教材へと選択肢を広げる家庭が増えています。本記事では、性質の異なる4つのタブレット学習教材を、特徴で比較します。
出典:文部科学省「学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」、各社公式アンケート結果をもとに編集部作成
広がるタブレット学習の環境
文部科学省のGIGAスクール構想により、公立小中学校では1人1台端末の整備がほぼ完了し、普通教室のインターネット接続率も97.8%(令和6年3月時点)に達しています。
学校でタブレットを使うことが当たり前になった今、家庭学習でもタブレット教材を選ぶハードルは下がっているといえます。実際に、通信教育各社のアンケートでも「自分から勉強するようになった」と回答する子どもの割合は9割を超えており、紙教材からの移行を検討する家庭が増えている状況がうかがえます。
なぜタブレット教材を選ぶ家庭が増えているのか
タブレット教材は、アニメーションや音声を使った解説、自動採点機能など、紙教材にはない仕組みで子どものやる気を引き出しやすいのが大きな特徴です。
また、保護者側にとっても、専用サイトやメールで学習状況を確認できる管理機能があるため、忙しくても子どもの進捗を把握しやすいというメリットがあります。持ち運びがしやすく、旅行や帰省先でも学習を続けやすい点も選ばれる理由の一つです。
タブレット教材選びで失敗しやすいポイント
タブレット教材は種類が多く、「なんとなく人気だから」で選んでしまい、子どもの学力レベルや性格に合わずに続かなくなるケースも少なくありません。
ゲーム感覚の演出が好きな子もいれば、シンプルな構成の方が集中できる子もいます。また、専用タブレットを購入する教材と、手持ちのiPadなどで受講できる教材があるため、初期費用や退会後の端末の扱いも事前に確認しておきたいポイントです。
タブレット教材4つの比較

「どの教材が向いているか」は、対応教科の幅と教材の設計思想で変わります。代表的な4つのサービスを、特徴で並べて整理しました。
| 教材名 | タイプ | 向いている子・家庭 |
|---|---|---|
| スマイルゼミ ▼この行の詳細へ | タブレット完結型・全教科 | タブレットのみでシンプルに完結させたい家庭 |
| チャレンジタッチ ▼この行の詳細へ | タブレット+紙教材併用・全教科 | ゲーム感覚の演出で楽しく続けさせたい家庭 |
▼この行の詳細へ | 算数特化・無学年制 | 算数の先取りや苦手克服に絞って取り組みたい子 |
▼この行の詳細へ | iPad対応・思考力重視 | じっくり考える力を伸ばしたい子、iPadを活用したい家庭 |
※料金・対応学年・キャンペーン内容は変動するため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
ざっくりした使い分けの目安はこうです。タブレットだけで学習を完結させたいならスマイルゼミ、楽しく続けさせたいならチャレンジタッチ、算数だけを徹底的に伸ばしたいならRISU算数、思考力重視でiPadも活用したいならZ会という整理になります。
スマイルゼミ
2012年から続くタブレット教材の先駆け的存在で、専用タブレットのみで全教科の学習が完結するのが特徴です。漢字の止め・はらいなど、書き味にこだわった設計になっており、演出は控えめで落ち着いて取り組みやすい作りになっています。幼児コースから中学生コースまで対応しています。
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チャレンジタッチ(進研ゼミ小学講座)
ベネッセが提供する進研ゼミの、タブレット活用コースです。アニメーションを交えた演出が豊富で、ゲーム感覚で楽しく取り組める設計になっているのが特徴。紙のワークや「赤ペン先生」の添削指導も組み合わせられ、タブレットと紙のバランスを取りたい家庭に向いています。
進研ゼミ小学講座公式サイトはこちら
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RISU算数
算数の学習に特化したタブレット教材です。無学年制を採用しており、子ども一人ひとりの理解度に合わせて、苦手なところは繰り返し、得意なところはどんどん先取りできる設計になっています。料金は年額一括の基本料に加えて、その月にどれだけ学習を進めたかによって利用料が変動する仕組みが特徴で、他社とは料金体系が異なる点は事前に確認しておきたいところです。
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Z会 タブレットスタイル
思考力を鍛える「質の高い問題」に定評のあるZ会の、タブレット活用コースです。他社の多くが専用タブレットのみに対応しているのに対し、Z会は専用タブレットまたは手持ちのiPad(対応機種)のどちらでも受講できるのが特徴。じっくり考えるタイプの問題が多く、応用力を伸ばしたい家庭に向いています。
4教材以外も含めて|タブレット教材の比較は「料金のかかり方」と「端末」で4タイプに分かれる
比較サイトによっては10教材以上が並びます。ただ、実際に申し込む段階で効いてくるのは教材名の数ではなく、料金がどうかかるかと端末に縛りがあるかの2点です。ここを先に決めると、候補は自然に2〜3に絞れます。
①専用タブレット同梱型|スマイルゼミ・チャレンジタッチ
学習専用の端末が届くタイプです。子どもが他のアプリに逃げにくいのが最大の利点で、全教科を学年どおりに進めたい家庭に向きます。一方で端末代の扱いが、途中でやめるときの条件に直結します。短期で解約すると端末代が請求される設計になっていることが多いので、申し込む前に途中解約・返金の条件を必ず確認してください。
②手持ちの端末で使う低価格型|スタディサプリ小学講座
専用端末を持たず、家にあるタブレットやパソコンで使うタイプです。スタディサプリ小学講座は小1〜小6が対象で、iOS・Android向けのアプリが用意されています。
ベーシックコースの料金は月額2,178円。12ヶ月一括払いなら21,780円(月あたり1,815円)で、2か月分が安くなる計算です。端末代がかからないぶん、費用を最優先するならこのタイプが候補になります。
③無学年式・さかのぼり型|すらら・RISU算数
学年に関係なく、つまずいた単元まで戻って進められるタイプです。「学校の進度についていけない」「逆に物足りない」のどちらにも対応できます。
すららは無学年式のオンライン教材で、小学生から高校生までを通してカバーします。国語・数学(算数)・英語・理科・社会の5教科(理科と社会は小3から、英語は中1から)で、専用端末は不要でパソコンやタブレットで使えます。料金は小学コース4教科が月8,800円(税込)、4ヶ月継続コースにすると月8,228円(税込)。ほかに入会金11,000円(税込・3教科/4教科コースの場合)がかかります。
RISU算数は前述のとおり算数に特化した無学年制で、教科を広げるより1教科を深く進めたい子に向きます。
④思考力・中学受験を見据える型|Z会 タブレットスタイル
手持ちのiPadなどで使えて、解き方を書かせる問題や記述の比重が高いタイプです。答えを早く出すことより、じっくり考える過程を残したい家庭に向きます。中学受験を視野に入れるなら最初から候補に入れておくとよい系統です。
4タイプを1枚に並べる
| タイプ | 代表的な教材 | 端末 | 学年の考え方 | 費用のかかり方 | 向いている家庭 |
|---|---|---|---|---|---|
| ①専用タブレット同梱型 | スマイルゼミ/チャレンジタッチ | 専用端末が届く | 学年どおりに進む | 月額+端末代(解約時期で扱いが変わる) | 全教科をまとめて、脱線させずに続けたい |
| ②手持ち端末の低価格型 | スタディサプリ小学講座 | 家のタブレット・PC | 学年別(さかのぼりも可) | 月額2,178円/年一括なら月1,815円 | まず費用を抑えて試したい |
| ③無学年式・さかのぼり型 | すらら/RISU算数 | 家のタブレット・PC(RISUは専用端末) | 学年に縛られない | すららは入会金+月8,800円(税込)〜 | 特定の単元でつまずいている/先取りしたい |
| ④思考力・中学受験型 | Z会 タブレットスタイル | iPadなど手持ち端末 | 学年別+発展 | 月額(コースと教科数で変動) | 記述力を伸ばしたい/中学受験を見据える |
迷ったときの順番はこうです。まず「家に使えるタブレットがあるか」で①か②③④かが決まります。次に「学年どおりでいいか、戻る必要があるか」で③が要るかどうかが決まります。最後に教科数と予算で1つに絞ります。この順番で見ると、10教材を横並びで比べる必要はなくなります。
※料金は2026年9月時点で各公式サイトに記載されている内容です。コース改定やキャンペーンで変わるため、申し込み前に必ず公式サイトで確認してください。参照:すらら 料金/スタディサプリ小学講座 料金
各教材の公式サイトで最新情報を確認
料金やキャンペーン、対応学年は変更されることがあります。気になる教材は、必ず公式サイトで最新の内容と無料体験・資料請求の有無を確認してから申し込みましょう。
スマイルゼミの公式サイトを見る※本リンクは広告(アフィリエイトプログラム)を含みます
進研ゼミ(チャレンジタッチ)の公式サイトを見る
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RISU算数の公式サイトを見る※本リンクは広告(アフィリエイトプログラム)を含みます
継続させるための実践ポイント
タブレット教材は、「毎日決まった時間に取り組む」ルールを最初に決めておくと、習慣化させやすくなります。
多くのサービスに無料体験や2週間程度のお試し期間が用意されているため、いきなり本契約するのではなく、実際にお子さんが集中して取り組めるかを確認してから決めるのが失敗しにくい進め方です。演出の好み、問題の難易度、書き味など、体験してみないとわからない部分も多くあります。

失敗しないためのチェックリスト
- 無料体験やお試し期間があるか確認し、契約前に実際の操作感を試す
- 専用タブレットが必要か、手持ちのiPadなどで受講できるかを確認する
- 退会後、タブレットがどうなるか(返却が必要か、他用途に使えるか)を確認する
- 料金体系(月額固定か、進捗によって変動するか)を確認する
- 対応教科・対応学年が、お子さんの目的に合っているか確認する
- 保護者側の管理機能(進捗確認・学習時間の把握)があるか確認する
学年・目的別の選び方

タブレット教材は「何を伸ばしたいか」で選ぶと失敗しません。学校の予習・復習をバランスよく進めたいなら、5教科を体系的にカバーするスマイルゼミや進研ゼミ(チャレンジタッチ)が向いています。ゲーム感覚で楽しく続けたい低学年の子には、キャラクターや達成演出が豊富なチャレンジタッチが人気。一方、算数を重点的に伸ばしたい、先取り学習をさせたいという家庭には、無学年式で実力に合わせて進められるRISU算数が適しています。中学受験や応用力を意識するなら、良問と記述力に定評のあるZ会のタブレットスタイルが選択肢に入ります。
学年が上がるほど、単なる反復ではなく「思考力」「記述力」が問われるようになります。低学年のうちは学習習慣づけを最優先に、高学年では目的(受験・応用・苦手克服)に合わせて教材を選び直すのも有効です。多くの教材が学年途中からの入会や、体験・資料請求に対応しているので、子どもの反応を見ながら比較検討するとよいでしょう。
タブレット教材のデメリットと注意点|途中解約・返金はできる?
タブレット教材の最大のメリットは、丸つけや解説が自動化され、親の負担が大きく減ることです。間違えた問題を自動で分析し、一人ひとりに合った出題をしてくれる教材も多く、つまずきを早めに発見できます。動画やアニメーションで理解しやすく、書き取りや音声にも対応するため、紙教材が苦手な子でも取り組みやすいのが特長です。ポイントやごほうび機能でモチベーションを保ちやすい点も、続けやすさにつながります。
一方で注意したいのは、ゲーム的な要素に気を取られて学習が浅くなったり、動画を見るだけで満足してしまったりするケースです。また、専用タブレットの故障や、解約時のタブレット代の扱いなど、費用面の落とし穴もあります。紙に書く力(漢字・記述)を別途補う必要がある教材もあるため、家庭でのフォローや、学習ログを親が定期的に確認する仕組みを作っておくと安心です。メリットを活かしつつデメリットを補う使い方が、成果につながります。
料金体系の見方と費用を抑えるコツ

タブレット教材の料金は「月額受講料」だけでなく、専用タブレット代、オプション講座、退会時の精算まで含めて総額で見ることが大切です。多くの教材は、一定期間の継続を条件に端末代が実質無料になる仕組みを採っており、短期解約だと端末代を請求されることがあります。年間一括払いにすると月あたりの料金が割安になる教材も多いので、続ける見込みがあるなら一括払いも検討しましょう。
費用を抑えるコツは、まず無料体験や資料請求で子どもとの相性を見極め、合うと確認できてから本契約すること。兄弟割引や、キャンペーン時期の入会特典を活用するのも有効です。使わない付帯サービスは外し、必要な教科・講座に絞ることで、無理なく続けられる料金に調整できます。「安さ」だけでなく「続けられて成果が出るか」を基準に選ぶことが、結果的にいちばんの節約になります。
共働き・忙しい家庭での活用法
タブレット教材は、親がつきっきりで見られない共働き家庭にこそ向いています。自動丸つけと個別出題により、子どもが一人でも学習を進められ、保護者は学習ログをスマホで確認するだけで進捗を把握できます。多くの教材が保護者向けアプリを備えており、「今日どこまで進んだか」「どの単元でつまずいているか」が通知で届くため、仕事の合間でも見守りが可能です。夕食後の15〜20分など、生活リズムのなかに学習時間を固定すると、習慣として定着しやすくなります。
声かけのコツは、結果よりも「続けられたこと」をほめること。毎日同じ時間に取り組む、終わったらカレンダーにシールを貼るといった小さな仕組みが、子どものやる気を支えます。忙しくても、週末に一緒に学習ログを振り返って「がんばったね」と伝えるだけで、子どもの取り組み方は大きく変わります。親の負担を増やさずに学習を回せる点が、タブレット教材を選ぶ大きな価値です。
導入前に体験・資料請求で確かめたいこと

本格的に申し込む前に、無料体験や資料請求を活用して次の点を確かめておくと失敗しません。まず、子どもが画面の操作や演出を「楽しい」と感じるか。相性が悪いと続かないため、実際に触らせてみるのがいちばんです。次に、問題の難易度が今の学力に合っているか。簡単すぎても難しすぎても意欲が下がります。そして、書き取りや記述など、伸ばしたい力に対応しているかも要チェックです。
あわせて、専用タブレットが必要か手持ちの端末で使えるか、保護者の見守り機能はどこまで細かいか、退会時の端末代や締め日はどうなっているかも、この段階で確認しておきましょう。複数の教材を同時に体験して比べると、子どもに合う一つが見えてきます。焦らず、子どもの反応を最優先に選ぶことが、長く続けて成果を出すための近道です。
タブレット学習でありがちな失敗と対策
よくある失敗のひとつが、導入直後は熱心でも次第に開かなくなる「三日坊主」です。対策は、学習時間を生活の中に固定し、親が結果よりも継続をほめること。もうひとつは、動画やゲーム要素だけを楽しんで肝心の演習が進まないケース。保護者アプリで「演習の正答率」まで確認し、理解が浅い単元は一緒に振り返る習慣をつけると防げます。
また、紙に書く機会が減り、漢字や記述が弱くなることもあります。タブレットで基礎を固めつつ、週末はノートに書く時間を設けるなど、紙とデジタルを併用すると効果的です。教材を途中で変えるときは、解約の締め日と端末代の精算条件を必ず確認しましょう。失敗の多くは仕組みで防げます。子どもに合った教材を選び、続けられる環境を整えることが、成果への最短ルートです。最後に、家庭学習は「教材選び」で半分が決まり、残り半分は「続ける仕組み」で決まります。本記事の比較を参考に、まずは気になる教材の無料体験から始めてみてください。
よくある質問
Qタブレット教材と紙教材、どちらがいいですか?+
Q専用タブレットが壊れた場合はどうなりますか?+
Q兄弟で同じ教材を使う場合、料金は割引されますか?+
Q途中で退会・解約する場合、注意点はありますか?+
📝 まとめ
子供向けタブレット学習教材選びは、「タブレット完結型か紙併用型か」「対応教科の幅」「料金体系」の3つで整理すると選びやすくなります。
シンプルに完結させたいならスマイルゼミ、楽しく続けさせたいならチャレンジタッチ、算数に絞るならRISU算数、思考力重視ならZ会、というように、お子さんの性格や目的に合わせて選んでみてください。まずは無料体験やお試し期間を活用し、実際の操作感を確かめることをおすすめします。
※本記事は2026年7月時点の情報に基づいています。料金・対応学年・キャンペーン内容は変更される場合があるため、必ず各公式サイトで最新情報をご確認ください。
本ページはプロモーション(アフィリエイトプログラム)を含みます。掲載の料金・条件は各社の公表情報にもとづく編集部調べで、最新の内容は各公式サイトでご確認ください。
本記事のスクール・オンライン学習の比較は、各社が公表する情報と公的情報を編集部が2026年8月時点で確認し、独自の基準で中立に整理したものです。料金・カリキュラム・保証条件は変動するため、申込前に各公式サイトの最新情報をご確認ください。有料で継続的に提供される講座は特定商取引法(特定継続的役務提供)の対象となり、中途解約のルールが定められています。対象講座は教育訓練給付が利用できる場合があります。
- 料金と給付・返金・保証条件
- カリキュラムと到達目標
- 講師・メンターの質
- 転職・案件サポート
- 中途解約の条件
暮らしの「固定費・制度・選び方」をわかりやすく整理する編集チームです。自治体・公式・各社が公表する情報を精査し、中立の立場で比較します。各社・各自治体に散らばる条件を横断で集め、編集部独自の評価軸で同一条件にそろえた比較表と、選ぶときの判断基準に落とし込むのが私たちの役割です。制度改正や料金改定は継続的に追跡し、そのつど本文を更新しています。
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