生活費の平均2026|家計調査で見る支出と電気代・通信費
「うちの生活費は多いのか少ないのか」。家計を見直そうとしたとき、まず知りたいのは世の中の平均です。総務省統計局の家計調査は、全国の世帯が実際に家計簿をつけて集計した、もっとも基本的な家計の統計です。
この記事では、総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」をもとに、二人以上の世帯と単身世帯の1か月の消費支出、費目別の内訳、電気代・ガス代・通信費、勤労者世帯の収入を整理しました。数値は公表資料から転記し、年額などの計算値はその旨を明記しています。
先に結論|家計調査で見る生活費(2025年平均)
- 二人以上の世帯の消費支出は月31万4,001円(名目+4.6%、実質+0.9%で3年ぶりの実質増加)。
- 単身世帯は月17万3,042円(名目+2.1%、実質▲1.5%)。
- 二人以上の世帯の電気代は月13,219円(名目+10.1%)、ガス代は月4,882円、通信費は月11,672円(名目▲0.9%)。
- 電気・ガス・通信の3つで月29,773円、年357,276円です(当サイト計算)。
- エンゲル係数(消費支出に占める食料の割合)は28.6%で、前年から0.3ポイント上がりました。
二人以上の世帯の生活費|月31万4,001円

2025年の二人以上の世帯の消費支出は、1か月平均で31万4,001円でした。名目では前年から4.6%増え、物価の変動を除いた実質でも0.9%の増加と、3年ぶりに実質で増えています。
費目別の内訳
10の費目に分けると、最も大きいのは食料(9万4,895円)で、その他の消費支出(4万7,093円)、交通・通信(4万5,730円)、教養娯楽(3万2,125円)が続きます。
| 費目 | 月平均 | 年換算(当サイト計算) | 実質増減率 |
|---|---|---|---|
| 食料 | 94,895円 | 1,138,740円 | -1.2% |
| その他の消費支出 | 47,093円 | 565,116円 | -4.1% |
| 交通・通信 | 45,730円 | 548,760円 | +6.7% |
| 教養娯楽 | 32,125円 | 385,500円 | +3.7% |
| 光熱・水道 | 24,547円 | 294,564円 | +2.5% |
| 住居 | 18,678円 | 224,136円 | +0.7% |
| 保健医療 | 15,863円 | 190,356円 | +1.9% |
| 家具・家事用品 | 13,068円 | 156,816円 | -0.5% |
| 教育 | 11,939円 | 143,268円 | +6.8% |
| 被服及び履物 | 10,063円 | 120,756円 | -1.8% |
| 消費支出(合計) | 314,001円 | 3,768,012円 | +0.9% |
出典:総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」。10費目の合計が消費支出(314,001円)と一致することを確認しています。
伸びた費目と減った費目
実質で大きく伸びたのは教育(+6.8%)と交通・通信(+6.7%)、教養娯楽(+3.7%)、光熱・水道(+2.5%)です。一方、食料は実質▲1.2%、被服及び履物は▲1.8%、その他の消費支出は▲4.1%と減りました。物価が上がるなかで、食料は金額が増えても量としては控えめになっている状況がうかがえます。
エンゲル係数は28.6%
消費支出に占める食料の割合(エンゲル係数)は28.6%で、前年から0.3ポイント上がりました。生活費のおよそ3割が食費という計算です。
電気代・ガス代・通信費|固定費は月29,773円

見直しの効果が大きい「固定費」の代表、電気代・ガス代・通信費を取り出しました。二人以上の世帯の平均です。
| 項目 | 月平均 | 年換算(当サイト計算) | 名目増減率 | 実質増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 電気代 | 13,219円 | 158,628円 | +10.1% | +4.6% |
| ガス代 | 4,882円 | 58,584円 | +2.9% | +1.0% |
| 通信 | 11,672円 | 140,064円 | ▲0.9% | ▲4.9% |
| 3項目の合計 | 29,773円 | 357,276円 | — | — |
出典:総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」。年換算と合計は当サイト計算。
電気代は名目で10.1%増
電気代は月13,219円で、名目で10.1%増えました。家計調査は増加の理由を示していません。2026年12月〜2027年2月使用分には国の電気・ガス料金の支援が予定されています。単価と使用量別の目安は2026年冬の電気・ガス代支援にまとめています。
通信費は月11,672円
通信は月11,672円で、名目▲0.9%と減りました。家族の人数分の携帯料金とインターネット回線などを含む金額です。格安SIMや光回線のセット割で、ここはまだ下げられる余地があります。各社の料金は格安SIMの料金比較表、光回線は光回線の比較で確認できます。
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単身世帯(一人暮らし)の生活費|月17万3,042円

単身世帯の消費支出は月17万3,042円で、名目+2.1%、実質▲1.5%でした。主な費目は次のとおりです。
| 費目 | 月平均 | 実質増減率 |
|---|---|---|
| 食料 | 49,321円 | -4.2% |
| その他の消費支出 | 28,396円 | +11.4% |
| 住居 | 21,667円 | -9.6% |
| 教養娯楽 | 21,173円 | +1.5% |
| 交通・通信 | 19,334円 | -8.5% |
| 光熱・水道 | 13,333円 | +0.4% |
| 消費支出(合計) | 173,042円 | ▲1.5% |
出典:総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」(主な費目のみ掲載)。
単身世帯は住居費(2万1,667円)が二人以上の世帯(1万8,678円)より高く、賃貸住まいの人が多いことが表れています。食料は月4万9,321円です。一人暮らしの食費を抑える方法は一人暮らしのネットスーパーの使い方でも扱っています。
勤労者世帯の収入|実収入65万3,901円
二人以上の世帯のうち勤労者世帯の実収入は月65万3,901円(名目+2.8%、実質▲0.9%)、税金や社会保険料を引いた可処分所得は月53万2,408円(名目+1.9%、実質▲1.7%)でした。名目では増えていますが、物価の上昇を差し引くと実質では減っています。
| 項目 | 月平均 | 名目増減率 | 実質増減率 |
|---|---|---|---|
| 実収入 | 653,901円 | +2.8% | ▲0.9% |
| 可処分所得 | 532,408円 | +1.9% | ▲1.7% |
出典:総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」。
平均と比べて家計を見直す3つのポイント
- まず固定費から:電気・ガス・通信の3つだけで年357,276円(平均)。契約を見直すと毎月効き続けます。くらしの節約ガイドで全体の順番を整理しています。
- 食費は「量」より「使い切り」:エンゲル係数28.6%と食費の比重は大きい一方、実質では減っています。買いすぎを防ぐ工夫が効きます。
- ふるさと納税で生活必需品を受け取る:控除上限の範囲なら自己負担2,000円で日用品や食品を受け取れます。全体の利用状況はふるさと納税の統計データにまとめています。
まとめ|生活費は月31.4万円、固定費は月約3万円
総務省の家計調査(2025年平均)では、二人以上の世帯の消費支出は月31万4,001円、単身世帯は月17万3,042円でした。電気代は月13,219円と名目で1割増え、通信費は月11,672円と少し減っています。電気・ガス・通信を合わせると月29,773円で、ここが家計の見直しで最初に手をつけやすい部分です。家計調査は毎年2月ごろに前年の平均が公表されるので、新しい数字が出たらこの記事も更新します。
よくある質問
二人以上の世帯の生活費の平均はいくらですか?
一人暮らし(単身世帯)の生活費の平均は?
電気代の平均はいくらですか?
通信費の平均はいくらですか?
エンゲル係数はどれくらいですか?
この記事の調査・評価方法と出典
数値は総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」から転記しました。二人以上の世帯の10費目の合計が消費支出の31万4,001円と一致することを確認しています。年換算(月平均×12)と、電気・ガス・通信の合計は当サイトの計算です。家計調査の「通信」には携帯電話の通信料のほか固定電話・インターネット接続料なども含まれます。
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