キャリアコーチング比較2026|無料面談で見極める6つの相談窓口
先に要点:転職するか決まっていないなら、エージェントではなくコーチングです
キャリアの相談先は2種類あり、お金の出どころが違うので、返ってくる答えも違います。転職エージェントは、あなたが転職して企業から紹介料が入る仕組み。だから相談の出口は求人紹介になります。キャリアコーチングは利用者から受講料を受け取るので、「転職しない」という結論でも成立する。転職すべきかどうかから迷っているなら、後者に行かないと話が噛み合いません。ここで扱う6つは、いずれも面談・カウンセリングの段階では費用がかかりません。
キャリアコーチング5サービスと、比較のために業界特化の転職エージェント1社を、窓口の性格・無料の範囲・向いている人・注意点でそろえて並べます。各社が公表している面談の形式と申込条件を編集部で確認し、無料面談で何を聞けば有料契約の判断ができるかまで整理しました。料金体系は改定されることがあるため、本記事は特定の金額を保証するものではありません。

コーチングとエージェント、どちらに行くべきか
迷ったときの分岐はひとつだけです。「転職する」と決まっているかどうか。
| キャリアコーチング | 転職エージェント | |
|---|---|---|
| 料金を払う人 | 利用者本人 | 採用する企業 |
| 相談の出口 | 本人が決めた進路(転職しないも可) | 求人の紹介と応募 |
| 費用 | 有料(面談は無料) | 無料 |
| 向いている状態 | 転職するかどうかから迷っている | 転職すると決まっている |
| 扱いにくい相談 | 特定の企業の内情 | 今の会社に残る前提の悩み |
エージェントが悪いという話ではありません。転職すると決まっているなら、費用がかからず求人も持っているエージェントのほうが合理的です。実際、職種特化の転職サイト比較で扱っているような窓口は、目的が定まっている人には最短です。問題は決まっていない状態でエージェントに行くことで、このとき返ってくるのは求人票なので、迷いは解消されません。
6サービスを、窓口の性格でそろえて比較
いちばん右に「注意点」を置きました。無料の範囲がどこまでかは、ここでほぼ決まります。
| サービス | 窓口の種類 | 無料の範囲 | 特徴 | 向いている人 | 注意点 | 公式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ポジウィルキャリア | キャリアコーチング | 無料カウンセリング(予約制) | 転職を前提にせず、やりたいことの整理から入る。利用者数が多く情報も集めやすい | 転職するかどうかも含めて、いったん誰かと整理したい人 | 本コースは有料。無料枠でどこまで話せるかを最初に確認する | 公式サイト |
| キャリアアップコーチング | キャリアコーチング | 無料面談(予約制) | 現職での昇進・年収交渉まで含めて扱う。転職ありきではない設計 | 転職ではなく、今の会社での動き方を変えたい人 | 面談の実施までが一区切り。日程の目処を立ててから申し込む | 公式サイト |
| ZaPASS(ザッパス)コーチングキャリア | キャリアコーチング | 無料事前面談(事前アンケートあり) | 30〜40代を主な対象にしたコーチング。事前アンケートを書いてから面談に進む | キャリアの折り返しで、この先10年の設計を考えたい人 | 事前アンケートの記入が前提。書く時間を確保してから申し込む | 公式サイト |
| キャリパト | キャリアコーチング | 無料面談(予約制) | 面談の申し込み時点で手続きがひと区切りする。動画で内容を先に見られる枠もある | いきなり人と話すより、まず中身を知ってから決めたい人 | 無料面談のあとに有料プログラムの案内がある。その場で決めない | 公式サイト |
| LaFree(ラフリー) | キャリアコーチング | 無料相談(申込のみで完結) | 申し込みフォームの送信だけで手続きが完結する。オンライン完結型 | 来店も電話も避けたい人/まず窓口だけ確保しておきたい人 | オンライン前提。対面での相談を希望する場合は別のサービスを | 公式サイト |
| M&A BEGINNERS | 業界特化の転職エージェント | 無料カウンセリング(予約制) | M&A業界への転職に特化。未経験からの挑戦を扱う | 業界を変える前提で、その業界の実情を先に聞きたい人 | コーチングではなく転職エージェント。求人紹介が前提になる | 公式サイト |
6番目だけ性格が違うことに注意してください。M&A BEGINNERSはコーチングではなく転職エージェントです。業界を変えると決めている人には有力ですが、「転職するかどうか」から相談したい段階では話が噛み合いません。同じ「無料相談」という言葉でも、行き先が違います。
PR来店も電話も要らないものから、まず1つ
下の3つはいずれもオンラインで申し込めます。面談・相談の段階で費用はかかりません。

サービス別に見る6つ
窓口の種類・無料の範囲・注意点の順に並べました。目的が違うものは読み飛ばして構いません。
1ポジウィルキャリア
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キャリアコーチングという言葉が広まるきっかけになったサービスです。特徴は転職を出口として設定していないこと。「今の会社に残るべきか」「そもそも何がしたいのか」という、エージェントに持っていくと話が噛み合わない相談を扱います。無料カウンセリングは予約制で、そこで有料コースの案内も受けます。無料の範囲で何をしてもらえるのかを、予約時に確認しておいてください。
申し込む前に確認したいこと
本コースは有料。無料枠でどこまで話せるかを最初に確認する
※ポジウィルキャリアの公式サイトへ移動します(条件・料金の詳細もこちら)
2キャリアアップコーチング
今の会社に残る前提での相談ができる枠です。「評価が上がらない」「異動を希望したい」「年収交渉をどう切り出すか」といった、転職エージェントに持ち込んでも転職提案に流れてしまう相談が扱えます。面談は予約制で、申し込んでから日程調整に入ります。すぐに空きが出るとは限らないので、締切のある相談(査定の前など)は逆算して申し込んでください。
申し込む前に確認したいこと
面談の実施までが一区切り。日程の目処を立ててから申し込む
※キャリアアップコーチングの公式サイトへ移動します(条件・料金の詳細もこちら)
3ZaPASS(ザッパス)コーチングキャリア
申し込むとまず事前アンケートがあり、それを踏まえて面談に進みます。この順番は面倒に見えて実は効率的で、自分の状況を文章にする作業そのものが整理になる。面談の場で一から説明する時間も省けます。30〜40代を主な対象にしているため、20代前半の「1社目をどうするか」という相談には別のサービスのほうが噛み合います。
申し込む前に確認したいこと
事前アンケートの記入が前提。書く時間を確保してから申し込む
※ZaPASS(ザッパス)コーチングキャリアの公式サイトへ移動します(条件・料金の詳細もこちら)
4キャリパト
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コーチングは「話してみないと分からない」ぶん、最初の一歩が重くなりがちです。ここは面談を申し込んだ時点で手続きがひと区切りするので、心理的な負担が軽い。無料面談のあとには当然ながら有料プログラムの案内があります。金額と期間を持ち帰って、他社と並べてから決めてください。その場で契約しない、という前提で行けば無料で情報だけ得られます。
申し込む前に確認したいこと
無料面談のあとに有料プログラムの案内がある。その場で決めない
※キャリパトの公式サイトへ移動します(条件・料金の詳細もこちら)
5LaFree(ラフリー)
この記事のなかで、最も手前で区切りがつく枠です。来店も電話も要らず、申し込みフォームを送った時点で手続きが終わります。コーチングを一度も受けたことがなく、そもそもどんなものか分からないという段階なら、ここから入るのがいちばん軽い。オンライン完結型なので、対面でじっくり話したい人には向きません。地方在住で近くに窓口がない人には逆に使いやすい形です。
申し込む前に確認したいこと
オンライン前提。対面での相談を希望する場合は別のサービスを
※LaFree(ラフリー)の公式サイトへ移動します(条件・料金の詳細もこちら)
6M&A BEGINNERS
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ここだけ性格が違います。コーチングではなく、業界特化の転職エージェントです。相談の出口が求人紹介になるため、「転職しない選択肢も含めて考えたい」という段階の人には噛み合いません。逆に、業界を変えると決めていて、その業界の労働実態・必要な経験・年収の現実を先に聞きたいなら、専門のエージェントのほうが情報の精度は高い。目的が定まっているならこちらです。
申し込む前に確認したいこと
コーチングではなく転職エージェント。求人紹介が前提になる
※M&A BEGINNERSの公式サイトへ移動します(条件・料金の詳細もこちら)
無料面談で必ず聞く5項目
無料面談は、向こうがこちらを見る場であると同時に、こちらが相手を見る場です。雰囲気の良し悪しではなく、この5つを聞いてください。
- 有料プランの総額と期間。月額表示だけでなく、終わるまでにいくらか。
- 担当コーチは選べるのか、固定なのか。合わなかったときに変更できるかどうか。
- セッションの回数と1回の長さ。総額を回数で割ると、1回あたりの単価が出ます。
- 途中解約したときの返金の扱い。契約書のどこに書いてあるかまで確認する。
- 今日の担当者が、そのまま担当コーチになるのか。別人なら、この面談は相性の判断材料になりません。
面談の前に用意しておく3つのメモ
手ぶらで行くと、面談の時間の半分が状況説明で終わります。3つだけ書き出してから行ってください。きれいな文章である必要はありません。
1. いま何に困っているか。「なんとなくこのままでいいのか不安」でも構いません。曖昧なら曖昧なまま書く。整理するのは相手の仕事です。
2. これまでの職歴と、そのときの気持ち。職務経歴書とは別に、「この時期がいちばん楽しかった」「ここで消耗した」を年表の横にひと言ずつ足しておく。ここに判断の材料が埋まっています。
3. 譲れない条件と、譲れる条件。年収、勤務地、労働時間、仕事の内容。この4つに順位をつけておくだけで、話が具体的なところまで進みます。

有料契約に進む前の判断基準
面談が終わったあと、その場で決めないでください。持ち帰って、次の3つで判断します。
| 判断の軸 | 見るところ | 危ない兆候 |
|---|---|---|
| 金額の納得感 | 総額÷セッション回数で1回あたりを出す | 総額を教えてもらえない |
| ゴールの具体性 | 終了時点で何が手元に残るか | 「変われます」しか出てこない |
| 撤退のしやすさ | 中途解約の条件が書面にあるか | 今日中の割引を持ち出される |
3つ目の「今日中なら安くします」は、比較検討をさせないための手法として使われることがあります。妥当な金額なら数日後も同じ条件で受けられるはずです。その場で決めさせようとする圧力そのものが判断材料だと考えてください。
特定継続的役務提供とクーリング・オフ
ここは契約の中身によって扱いが変わります。
特定商取引法では、一定の期間と金額を超える継続的なサービスのうち、法律で定められた種類のものを特定継続的役務提供として規制しています。該当する場合、法定書面を受け取った日から起算して8日間のクーリング・オフができ、期間の途中でも中途解約が認められます。解約時に事業者が請求できる金額にも上限が定められています。
キャリアコーチングがこれに該当するかどうかは、提供される役務の内容・期間・金額によって判断が分かれます。まずは契約書に解約条項があるか、その内容は何かを確認してください。判断に迷う場合は、契約書を手元に置いて消費者ホットライン(188)または最寄りの消費生活センターに相談できます。
記録を残す
面談の日時、担当者名、提示された金額と期間、受け取った書面。これらを残しておくと、後から相談するときに話が早く進みます。口頭で説明された条件が書面に入っているかも、契約前に照合してください。
相談したのに何も変わらなかった人の共通点
コーチングは受ければ自動的に答えが出る仕組みではありません。結果が出ない使い方には、はっきりした共通点があります。
- 答えを出してもらおうとする。コーチは決めてくれません。整理を手伝う役割です。
- セッションの間に何もしない。話した内容を試す期間が本体で、面談は確認の場です。
- 本当の悩みを言わない。年収や家庭の事情を伏せると、出てくる案が現実と噛み合いません。
- 期間を決めずに始める。「いつまでに何を決めるか」がないと、話し相手で終わります。
逆に言えば、期限と検証したいことを持って行けば無料面談だけでも収穫があります。有料契約に進むかどうかは、その収穫の大きさで判断してください。

キャリア相談のよくある質問(FAQ)
Qキャリアコーチングと転職エージェントは何が違いますか?+
A. 収益の出どころが違います。転職エージェントは、あなたが転職して企業から紹介料が入ることで成り立ちます。だから相談の出口は基本的に求人紹介です。一方コーチングは利用者から受講料を受け取る仕組みなので、転職しないという結論でも成立します。「転職すべきかどうか」から迷っているならコーチング、転職すると決まっているならエージェント、という使い分けが噛み合います。
Q無料面談だけ受けて、有料契約しなくても大丈夫ですか?+
A. 問題ありません。無料面談は各社が集客の入口として設けているもので、契約の義務はありません。ただし面談の後半で必ず有料プランの案内はあります。断りにくさを感じるなら、予約時に「今日は情報収集で、契約はしません」と伝えておくと、その前提で進みます。金額を聞いて持ち帰り、他社と並べてから決めてください。
Q無料面談で何を聞けばいいですか?+
A. 5つです。①有料プランの総額と期間、②担当コーチが選べるのか固定なのか、③セッションの回数と1回の長さ、④途中で解約した場合の返金の扱い、⑤面談を担当した人が、そのまま担当コーチになるのか。とくに5つ目は差が出ます。面談の担当者と実際のコーチが別人だと、相性の判断材料になりません。
Q料金の相場はどのくらいですか?+
A. サービスと期間によって幅が大きく、数十万円台が中心と説明されることが多い分野です。ただし各社の料金体系は改定されるため、金額は必ず面談の場で最新のものを確認してください。本記事では特定の金額を保証しません。分割払いの可否と、その場合の手数料も併せて確認しておくと総額が見えます。
Q途中でやめたくなったら解約できますか?+
A. 契約の内容によって扱いが変わります。役務の提供期間と金額が法律の定める基準を超える場合は特定継続的役務提供にあたり、法定書面の受領日から8日間のクーリング・オフと、期間途中の中途解約が認められることがあります。該当するかどうかは契約書の記載で決まるため、契約前に解約条項を読んでください。判断に迷う場合は消費生活センターに相談できます。
Q転職する気がないのに相談してもいいのでしょうか?+
A. コーチングはむしろそちらが本来の使い方です。今の会社で異動を希望したい、副業を始めるべきか迷っている、管理職になるかどうかで悩んでいる——こうした相談は転職エージェントには持ち込みにくいものです。ただし本記事で扱うサービスのうち、業界特化のエージェントは求人紹介が前提なので、目的に合わせて窓口を選び分けてください。
Qオンラインだけで完結しますか?+
A. 本記事のサービスはオンライン面談に対応しているものが中心です。地方在住で近くに窓口がない場合でも受けられます。ただし対面のほうが話しやすいという人もいるため、対面の選択肢があるかは各社に確認してください。オンラインの場合、通信環境と、誰にも聞かれない場所を確保できるかを事前に整えておくと話が進みます。
Q複数のサービスに申し込んでも問題ありませんか?+
A. 問題ありません。むしろコーチングは担当者との相性で結果が変わるため、2〜3社の無料面談を受けてから決めるほうが失敗しにくいです。ただし同じ話を何度もするのは消耗するので、自分の状況をあらかじめ箇条書きにしておき、それを見せながら話すと短時間で済みます。日程は1週間以内にまとめて入れると、比較の記憶が鮮明なうちに判断できます。
まとめ:2〜3社の無料面談を、1週間以内にまとめて受ける
コーチングは担当者との相性で結果が変わります。1社だけ受けて決めると、その人が基準になってしまう。2〜3社を1週間以内にまとめて受けると、比較の記憶が鮮明なうちに判断できます。
いちばん軽く始めたいなら、申し込みだけで完結するLaFree。やりたいことの整理から入るならポジウィルキャリア。今の会社での動き方を変えたいならキャリアアップコーチング。30〜40代で先の設計を考えるならZaPASS。業界を変えると決まっているなら、コーチングではなく業界特化のエージェントのほうが情報の精度は高くなります。

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本記事は、掲載各社が公式サイトで公表している面談・カウンセリングの形式、無料で提供される範囲、申込方法を編集部が2026年8月時点で横断して確認し、窓口の性格別に整理したものです。有料の役務提供契約のうち、法律で定められた種類で一定の期間と金額を超えるものは特定商取引法上の特定継続的役務提供にあたり、法定書面の交付日から起算して8日間のクーリング・オフおよび期間途中の中途解約が認められています。該当性は契約内容によって判断が分かれるため、本記事では確認すべき条項を示す形で記述しています。
暮らしの「固定費・制度・選び方」をわかりやすく整理する編集チームです。自治体・公式・各社が公表する情報を精査し、中立の立場で比較します。各社・各自治体に散らばる条件を横断で集め、編集部独自の評価軸で同一条件にそろえた比較表と、選ぶときの判断基準に落とし込むのが私たちの役割です。制度改正や料金改定は継続的に追跡し、そのつど本文を更新しています。
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