実家じまいで値段がつくもの2026|捨てる前に無料査定する10品目
先に結論:回収業者を呼ぶ前に、9品目だけ別の箱へ
実家じまいでいちばん多い損は、値のつく品を回収業者に一緒に渡してしまうことです。順番を逆にするだけで、同じ手間のまま結果が変わります。金・貴金属/宝石/毛皮/骨董・美術品/刀剣/古い酒/カメラ・レンズ/楽器/香水・コスメ——この9つを別の箱にまとめてから、査定に出す。査定はいずれも無料で、金額を聞いてから売るかどうかを決められます。判断に迷う品は、写真を送るだけの無料鑑定でふるいにかけてください。
以下では、実家の片付けで実際に値がつきやすい品目を10種類に整理し、それぞれをどの窓口に出すか、出す前に何を確認しておくかをまとめました。掲載している買取サービスは編集部で対応品目と査定方法を横断して確認したもので、査定そのものに費用はかかりません。売却額を保証する記事ではなく、「捨てる前に一度確認する」ための手順書として使ってください。

捨てる前に抜き出しておく9品目
実家の片付けは物量との戦いで、1点ずつ価値を調べていたら終わりません。そこで、「値がつく可能性が高い品目」だけを先に抜き出すという方法を取ります。抜き出す基準は次の9つです。
- 金・プラチナ・貴金属:切れたネックレス、片方だけのピアスも対象。重さで買い取られます
- 宝石・ジュエリー:鑑定書がなくても査定できます
- 毛皮:処分に困る素材ですが、状態が良ければ値がつきます
- 骨董・美術品:絵画、掛軸、茶道具、陶磁器。共箱は必ず一緒に
- 刀剣・武具:登録証の確認が先。手続きの順番に注意
- 未開封の洋酒:贈答品のまま残っているものは要確認
- カメラ・レンズ:フィルムカメラと古いレンズは需要が戻っています
- 楽器:動作すれば値がつく可能性が高い
- 香水・ブランドコスメ:使いかけでも対象になることがあります
逆に、値がつきにくいのは、量産品の食器、古い家具、教科書・雑誌類、電化製品の多く(製造から年数が経ったもの)です。これらは回収に回すほうが早い。判断が難しいのは、「立派に見えるが来歴が分からない品」で、これは無料鑑定にかけるのが最短です。
品目と、出す窓口の対応表
品目ごとに得意な窓口が違います。下の表で対応先を確認してください。査定はいずれも無料です。品目名をタップすると、下の詳細に移動します。
| 品目 | 査定の費用 | 扱う窓口の特徴 | こんな人向き | 注意点 | 公式 |
|---|---|---|---|---|---|
| 金・プラチナ・貴金属 | 無料査定(費用なし) | 金・地金・切れたネックレスなど、地金として値がつくものを扱う | 壊れたアクセサリー、片方だけのイヤリングが出てきた人 | 電話での査定申込が起点。相場は日々動くため当日確認が前提 | 公式サイト |
| 宝石・ジュエリー | 無料査定(費用なし) | 出張・宅配に対応。鑑定書がなくても査定してもらえる | 鑑定書を紛失した指輪・ネックレスが出てきた人 | 3,000円未満の査定額だと対象外。まとめて出したほうが確実 | 公式サイト |
| 毛皮・和装小物 | 無料査定(費用なし) | 毛皮に特化した査定。ミンク・セーブルなどブランド以外も対象 | タンスに眠っている毛皮のコート・ストールがある人 | 保管状態(虫食い・毛の抜け)で査定額が大きく変わる | 公式サイト |
| 骨董・美術品(絵画・掛軸・陶磁器) | 無料査定(費用なし) | 絵画・掛軸・茶道具・陶磁器などを幅広く扱う | 床の間や蔵に、来歴の分からない品がある人 | 真贋の判断は査定士に委ねる。自分で価値を決めない | 公式サイト |
| 骨董・美術品(無料鑑定から始めたい場合) | 無料査定(費用なし) | 写真を送って無料でおおよその価値を鑑定してもらえる | そもそも売れるものかどうかから知りたい人 | 鑑定結果は目安。正式な金額は現物査定で決まる | 公式サイト |
| 刀剣・武具 | 無料査定(費用なし) | 日本刀・鍔・甲冑などを専門に扱う | 蔵や押し入れから刀剣類が出てきた人 | 銃砲刀剣類登録証がない日本刀は、まず警察署へ届け出が必要 | 公式サイト |
| 古い酒・未開封の洋酒 | 無料査定(費用なし) | ウイスキー・ブランデー・古酒などの未開封品を扱う | 贈答品のまま飾ってあった洋酒が残っている人 | 開封済み・液面が下がっているものは値がつきにくい | 公式サイト |
| カメラ・レンズ | 無料査定(費用なし) | フィルムカメラ・古いレンズも査定対象 | 押し入れに古い一眼レフやレンズが眠っている人 | カビ・クモリがあると減額。ただし値がつかないとは限らない | 公式サイト |
| 楽器 | 無料査定(費用なし) | ギター・管楽器・和楽器など幅広く対応 | 子どもが使っていた楽器がそのまま残っている人 | サイズが大きい楽器は出張査定になるため日程調整が必要 | 公式サイト |
| 香水・ブランドコスメ | 無料査定(費用なし) | 使いかけの香水やコスメも査定対象になる | 化粧台に未使用・使いかけの香水がたまっている人 | 開封後の経過年数で査定額が変わる。まとめて出すのが前提 | 公式サイト |
| まとめて出す(遺品整理・一括買取) | 無料査定(費用なし) | 品目をまたいで一括で査定。出張にも対応 | 品目ごとに業者を分けるのが現実的でない人 | 値のつかない品の処分は別途相談。回収とは別サービス | 公式サイト |
| 骨董の出張買取をもう1社比べる | 無料査定(費用なし) | 無料の査定問い合わせから始められる骨董・美術品の出張買取 | 1社の査定額が妥当か、もう1社と比べたい人 | 出張の対応エリアは事前に確認する | 公式サイト |
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いずれも査定そのものに費用はかかりません。金額を聞いてから売るかどうかを決められます。

品目別に見る、査定の出し方と確認事項
ここから品目ごとに見ていきます。成果条件は「どこまで進めば正式な依頼になるか」で、査定を受けるだけなら費用は発生しません。
1金・プラチナ・貴金属
実家の引き出しでいちばん見落とされやすいのが、切れたネックレスや片方だけのピアスです。デザインとして価値がなくても、金・プラチナは地金として重さで買い取られます。歯の治療で使った金属や、記念コインの類も対象になることがあります。捨てる前にまとめて袋にひとつ入れておき、査定に出すかどうかは重さを聞いてから決めれば十分です。
出す前に確認しておくこと
電話での査定申込が起点。相場は日々動くため当日確認が前提
※まねきや(金・貴金属)公式サイトへ移動します(対応エリア・査定方法の最新条件もこちら)
2宝石・ジュエリー
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宝石は鑑定書がないと値がつかないと思われがちですが、実際には石の種類・大きさ・状態を見て査定されます。母や祖母の指輪をひとつだけ出すより、箱ごとまとめて出したほうが、査定額が積み上がって手続きが1回で済みます。台座が金・プラチナなら、石に値がつかなくても地金分は残ります。
出す前に確認しておくこと
3,000円未満の査定額だと対象外。まとめて出したほうが確実
※HAPPY PRICE(宝石買取)公式サイトへ移動します(対応エリア・査定方法の最新条件もこちら)
3毛皮・和装小物
毛皮は処分に困る筆頭で、自治体によっては可燃ごみとして出しにくい素材です。買取であれば引き取ってもらえるうえ、状態が良ければ値がつきます。ポイントは保管状態で、防虫剤が切れて虫食いが出ているとほぼ値がつきません。逆に、たとう紙や不織布のカバーに入ったままなら期待できます。まず写真を撮って相談するのが早い。
出す前に確認しておくこと
保管状態(虫食い・毛の抜け)で査定額が大きく変わる
※HAPPY PRICE(毛皮買取)公式サイトへ移動します(対応エリア・査定方法の最新条件もこちら)
4骨董・美術品(絵画・掛軸・陶磁器)
骨董は素人判断がいちばん危険な分野です。価値がないと思って処分したものが実は値のつく品だった、という話は珍しくありません。逆に、立派な箱に入っていても量産品ということもあります。判断を自分でせず、まとめて査定に出して選別してもらうのが結果的に一番早い。共箱(作者の署名が入った箱)は必ず一緒に出してください。
出す前に確認しておくこと
真贋の判断は査定士に委ねる。自分で価値を決めない
※HAPPY PRICE(骨董買取)公式サイトへ移動します(対応エリア・査定方法の最新条件もこちら)
5骨董・美術品(無料鑑定から始めたい場合)
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いきなり出張査定を呼ぶのは気が重い、という人向けの入口です。フォームから写真を送って、まず「値がつく品かどうか」を知る使い方ができます。実家の片付けは判断する物量が多く、優先順位をつけないと途中で止まります。無料鑑定でふるいにかけてから、値がつきそうなものだけ本査定に回す——この順番なら手間が最小で済みます。
出す前に確認しておくこと
鑑定結果は目安。正式な金額は現物査定で決まる
※だるま3(骨董品・美術品の無料鑑定)公式サイトへ移動します(対応エリア・査定方法の最新条件もこちら)
6刀剣・武具
日本刀が出てきた場合、売買の前に確認すべきは登録証の有無です。登録証がない状態で所持していると銃刀法上の問題になるため、まず所轄の警察署に発見届を出し、教育委員会の登録審査を受ける必要があります。この手続きを済ませてから査定に出してください。順番を逆にすると取引そのものができません。
出す前に確認しておくこと
銃砲刀剣類登録証がない日本刀は、まず警察署へ届け出が必要
※HAPPY PRICE(刀剣武具買取)公式サイトへ移動します(対応エリア・査定方法の最新条件もこちら)
7古い酒・未開封の洋酒
贈答用のウイスキーやブランデーが、飲まれないまま棚に並んでいる家は多い。銘柄によっては現在の流通価格が当時より上がっているものがあり、思わぬ額になることがあります。条件は未開封であることと、液面が極端に下がっていないこと。箱と付属品が残っていれば必ず一緒に出してください。
出す前に確認しておくこと
開封済み・液面が下がっているものは値がつきにくい
※HAPPY PRICE(お酒買取)公式サイトへ移動します(対応エリア・査定方法の最新条件もこちら)
8カメラ・レンズ
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フィルムカメラと古いレンズは、いま需要が戻っている分野です。動かないボディでも部品取りとして値がつくことがあり、レンズは本体より高く評価される場合もあります。保管が悪くカビが出ていると減額されますが、ゼロになるとは限りません。ボディ・レンズ・付属品をまとめて出したほうが、1点ずつより手間が少なく済みます。
出す前に確認しておくこと
カビ・クモリがあると減額。ただし値がつかないとは限らない
※まねきや(カメラ買取)公式サイトへ移動します(対応エリア・査定方法の最新条件もこちら)
9楽器
子どもの吹奏楽で使っていた管楽器、押し入れのギター、床の間の三味線——楽器は場所を取るわりに処分方法が分かりにくい品目の代表です。中古市場が成立しているので、動作すれば値がつく可能性が高い。ケースや付属品(マウスピース、弓、譜面台)も一緒に出すと評価が上がります。大型の楽器は出張査定になるため、片付けの日程に合わせて予約してください。
出す前に確認しておくこと
サイズが大きい楽器は出張査定になるため日程調整が必要
※まねきや(楽器買取)公式サイトへ移動します(対応エリア・査定方法の最新条件もこちら)
10香水・ブランドコスメ
香水とブランドコスメは、1本ずつでは買取に出しにくい品目です。まとめて出せる窓口があると処分の手が止まりません。未使用品はもちろん、残量が一定以上ある使いかけも対象になることがあります。実家の片付けでは化粧台が後回しになりがちですが、箱と一緒に残っているものは値がつく可能性があります。
出す前に確認しておくこと
開封後の経過年数で査定額が変わる。まとめて出すのが前提
※ウリエル(香水の出張買取)公式サイトへ移動します(対応エリア・査定方法の最新条件もこちら)
11まとめて出す(遺品整理・一括買取)
ここまで品目別に書いてきましたが、実際の実家じまいでは「これは宝石、これは骨董」と分けている余裕がありません。一括で見てもらえる窓口をひとつ押さえておくと、選別そのものを任せられます。ただし買取と不用品回収は別のサービスです。値がつかない品の処分は、回収業者の見積もりと組み合わせて考えてください。
出す前に確認しておくこと
値のつかない品の処分は別途相談。回収とは別サービス
※HAPPY PRICE(遺品整理・買取)公式サイトへ移動します(対応エリア・査定方法の最新条件もこちら)
12骨董の出張買取をもう1社比べる
骨董は査定額の幅が大きい分野なので、金額に納得できないときは2社目に見てもらう価値があります。無料の査定問い合わせから始められるため、1社目の金額を持ったまま相談できます。相見積もりを取ること自体は失礼ではありません。むしろ、金額の根拠を説明できる業者かどうかを見分ける材料になります。
出す前に確認しておくこと
出張の対応エリアは事前に確認する
※ウリエル(骨董の出張買取)公式サイトへ移動します(対応エリア・査定方法の最新条件もこちら)
だるま3の無料鑑定を入口に置く理由(編集部の確認メモ)
10品目を並べたうえで、最初の一手として無料鑑定を挙げているのには理由があります。実家じまいで手が止まるのは、品数の多さではなく「これは売れるのか」が判断できないことだからです。1点ずつ調べていたら片付けは進みません。
だるま3は、フォームから写真を送るだけで骨董・美術品のおおよその価値を見てもらえます。出張の日程を押さえる必要がなく、家に人を上げる必要もない。編集部で各社の申込方法を突き合わせたところ、現物を動かさずに選別だけ先に進められる入口はここでした。鑑定結果はあくまで目安で、正式な金額は現物査定で決まりますが、「本査定に回す価値があるか」を判断するには十分です。
品目がはっきりしているもの——宝石、毛皮、刀剣、酒——は、最初からHAPPY PRICEの該当窓口に出したほうが早い。無料鑑定はあくまで「来歴が分からない品」をふるいにかけるための道具として使ってください。
買取・回収・寄付、それぞれの使い分け
実家じまいで使う手段は3つあり、順番を間違えると損をします。
| 手段 | お金の流れ | 向いている品 | 使う順番 |
|---|---|---|---|
| 買取 | 受け取る | 貴金属・宝石・骨董・カメラ・楽器・酒 | 1番目 |
| 不用品回収 | 支払う | 家具・家電・大量の紙類・値のつかないもの | 2番目 |
| 寄付・譲渡 | 基本は無償 | まだ使える衣類・食器・書籍 | 買取と回収の間 |
回収業者は「まとめて引き取る」ことが仕事なので、値のつく品を選別してはくれません。必ず買取を先に済ませてください。回収そのものの相場と業者の選び方は不用品回収・遺品整理の一括見積もり比較にまとめています。買取と回収を別々に手配するのが面倒な場合は、両方を扱う業者もあります。
出張・宅配・持込、どれを選ぶか
査定の受け方は3種類あり、品物のサイズと自分の時間で決まります。
宅配査定は、箱に詰めて送るだけ。小さくて壊れにくいもの(貴金属、宝石、カメラ、香水)に向きます。返送料の負担がどちらになるかだけ、申込時に確認してください。
出張査定は、自宅まで来てもらう形。毛皮、骨董、楽器、大型品はこちらになります。実家に行ける日が限られる場合、帰省の予定に合わせて予約を入れておくと1回で済みます。
持込査定は、店舗まで自分で運ぶ形。その場で現金化できるのが利点ですが、実家じまいの物量では現実的でないことが多い。数点だけ、帰り道に寄れる範囲にある場合の選択肢です。

遠方の実家を、限られた帰省回数で進める
実家が遠く、何度も足を運べない場合は、「宅配で先に送れるもの」と「現地で見てもらうもの」を分けるのが基本になります。
帰省の1回目で、9品目に当てはまるものを箱にまとめ、小さいものはその場で宅配査定に出してしまう。大型のものは写真を撮っておき、無料鑑定にかけて値がつきそうか確認する。2回目の帰省に出張査定の予約を入れ、その日に現物を見てもらう——この流れなら2回で選別まで終わります。
出張査定の予約は2〜3週間前に入れておくと日程が合わせやすくなります。年末年始やお盆は混み合うため、帰省シーズンに合わせるなら早めに動いてください。
訪問購入のルールと、自分でできる自衛
業者が自宅に来て品物を買い取る取引は「訪問購入」と呼ばれ、特定商取引法の規制対象です。知っておくべきルールは3つあります。
1つめ、頼んでいないのに突然訪問して勧誘することは禁止されています。「近くまで来たので」と言って上がり込もうとする業者は、その時点で法に反しています。
2つめ、8日間のクーリング・オフができます。書面を受け取った日から8日以内であれば、契約を解除して品物を返してもらえます。この期間中は業者が品物を第三者に引き渡さない義務もあります。
3つめ、書面の交付は義務です。品名、金額、業者名、クーリング・オフの記載がある書面を必ず受け取ってください。書面を出さない業者とは取引しないでください。
当日の自衛として、これだけは
①一人で対応しない(家族に同席してもらう)②その場で即決しない③買い取ってほしくない品は最初から別の部屋に移しておく④金額に納得できなければ断ってよい。断ることは失礼ではありません。不安がある場合は、消費者ホットライン「188」に相談できます。
査定額が変わる3つの要素
同じ品でも査定額に差が出る理由は、だいたい次の3つに集約されます。
付属品の有無。箱、保証書、鑑定書、共箱、ケース、説明書。これらが揃っているかどうかで金額が変わります。片付けの過程で別の場所から出てくることが多いので、査定前に一度家中を確認してください。
保管状態。毛皮の虫食い、カメラのカビ、酒の液面低下、掛軸のシミ——保管環境で劣化した部分は、そのまま減額要因になります。ただし「値がつかない」とは限らないので、自己判断で捨てないでください。
まとめて出したかどうか。1点だけだと出張のコストに見合わず、査定自体を断られることがあります。複数点まとめれば、単価の低いものも一緒に引き取ってもらえます。これは実務上いちばん効く要素です。

相続がからむときに気をつけること
親が亡くなったあとの片付けでは、品物が相続財産にあたる場合があります。相続人が複数いるときに、一人の判断で売却して現金化してしまうと、後で揉める原因になります。
実務的には、査定額が出た段階でいったん共有し、売却するかどうかを相続人の間で確認してから進めるのが安全です。査定だけなら費用も発生せず、売る義務も生じません。「いくらになるか」を先に共有できること自体が、話し合いを進めやすくします。
また、貴金属や骨董は評価額が大きくなることがあり、相続税の申告に関わる場合があります。金額が大きくなりそうな品が出てきたときは、売却の前に税理士など専門家に確認してください。この記事は税務の助言を行うものではありません。
片付け当日までの段取り
最後に、実際の進め方を時系列でまとめます。
- 3週間前:出張査定の予約を入れる。帰省の日程に合わせる
- 2週間前:写真を撮って無料鑑定に出す。値がつきそうな品を絞る
- 1週間前:小さい品を宅配査定に発送する
- 前日:買い取ってほしくない品を別室に移す。付属品を探して集める
- 当日:家族に同席してもらう。金額に納得できなければ断る
- 翌週:残ったものの回収を手配する
この順番なら、値のつく品を取りこぼさず、回収の費用も抑えられます。売った金額が回収費用を上回ることも珍しくありません。

実家じまいの買取に関するよくある質問(FAQ)
Q実家の片付けで、まず何から手をつければいいですか?+
A. 「捨てるもの」より先に「値がつくかもしれないもの」を抜き出してください。回収業者を呼んでからでは、値のつく品まで一緒に処分されます。金・貴金属、宝石、毛皮、骨董、刀剣、酒、カメラ、楽器、香水——この9つは、まとめて別の箱に入れておくだけで判断が後回しにできます。
Q査定は無料ですか?売らなくても大丈夫ですか?+
A. この記事で扱う窓口は、いずれも査定そのものに費用がかかりません。金額に納得できなければ売らずに返してもらえます。ただし出張査定の場合、キャンセル時のキャンセル料の有無を申込時に確認しておいてください。宅配査定は返送料の負担がどちらになるかがポイントです。
Q訪問買取でトラブルにならないか心配です。+
A. 訪問購入(業者が自宅に来て買い取る取引)は特定商取引法の規制対象で、8日間のクーリング・オフが認められています。また、業者が頼まれてもいないのに突然訪問して勧誘することは禁止されています。自分から申し込んだ場合でも、書面の交付は必須です。当日は必ず家族など誰かに同席してもらい、その場で即決しないでください。
Q鑑定書や保証書がないと売れませんか?+
A. 売れます。宝石は石そのものを見て査定されますし、貴金属は重さと純度で決まります。ただし鑑定書・保証書・共箱・付属品があると評価は上がるため、家のどこかに残っていないか探してから出したほうが得です。特に骨董の共箱(作者の署名が入った箱)は、あるかないかで金額が変わります。
Q日本刀が出てきました。そのまま売っていいですか?+
A. 登録証(銃砲刀剣類登録証)が付いているか確認してください。付いていない場合は、まず所轄の警察署に発見届を出し、教育委員会の登録審査を受ける必要があります。登録証のない日本刀は所持そのものが問題になるため、この手続きを済ませてから査定に出してください。順番を逆にすると取引ができません。
Q価値がないと思って捨ててしまいそうなものは?+
A. 切れたネックレスや片方だけのピアス(地金として値がつく)、古い和装小物、贈答用の未開封の洋酒、フィルムカメラと古いレンズ、使いかけの香水。この5つは特に捨てられやすい一方で、値がつくことが多い品目です。判断に迷ったら、写真を送って無料鑑定にかけてから決めてください。
Q買取と不用品回収は、どちらを先に頼むべきですか?+
A. 買取が先です。回収は「引き取ってもらう代わりに費用を払う」サービスなので、値のつく品まで含めて渡してしまうと損になります。買取で選別してから、残ったものを回収に回すのが正しい順番。回収業者の相場と選び方は、編集部の一括見積もり比較記事にまとめています。
Q遠方の実家で、何度も足を運べません。+
A. 宅配買取と出張買取を組み合わせてください。小さくて壊れにくいもの(貴金属・宝石・カメラ・香水)は宅配、運べないもの(毛皮・骨董・楽器・大型品)は現地での出張査定にまとめます。帰省のタイミングに出張査定の予約を合わせておけば、1回の帰省で選別まで終えられます。
まとめ:査定は無料。順番だけ間違えない
実家じまいで損をするのは、価値の判断を自分でしてしまうときと、回収を先に呼んでしまうときです。どちらも「無料の査定を先に挟む」だけで避けられます。9品目を別の箱に分け、写真を送って鑑定にかけ、値がつきそうなものだけ本査定に回す。この順番を守れば、片付けの手間はほとんど増えません。
判断に迷う品が多いなら、まずだるま3の無料鑑定で写真から絞り込み、品目が分かっているものはHAPPY PRICEの該当窓口へ。貴金属・カメラ・楽器のように点数が少ないものはまねきやでまとめて相談できます。

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本記事は、掲載各社が公式サイトで公表している対応品目・査定方法・申込の流れを編集部が2026年8月時点で横断して確認し、品目ごとに整理したものです。業者が消費者の自宅を訪れて物品を買い取る「訪問購入」は特定商取引法の規制対象で、不招請勧誘の禁止・書面交付義務・8日間のクーリング・オフが定められています。トラブルの相談先は消費者ホットライン(188)および国民生活センターが公的な窓口です。
暮らしの「固定費・制度・選び方」をわかりやすく整理する編集チームです。自治体・公式・各社が公表する情報を精査し、中立の立場で比較します。各社・各自治体に散らばる条件を横断で集め、編集部独自の評価軸で同一条件にそろえた比較表と、選ぶときの判断基準に落とし込むのが私たちの役割です。制度改正や料金改定は継続的に追跡し、そのつど本文を更新しています。








